ちょっと前にトレーニングがてら岩瀬までウォーキングした事があって、その時に岩瀬の街をぐるっと回ってきてわかったんだけど、あの決して広く無い街に、何気に隠れ家的というか、ひっそりと?和食やイタリアン、フランス料理の店が結構あってちょっと驚いた。
それ以来どっかのタイミングで奥さんと行って来ようという事になって、ちょうど今回行ってきた。
岩瀬はある意味お酒の街。
もちろん少量ながらも呑む予定なので、ライトレールに乗って行こうという計画。
ライトレールは…というか、岩瀬港線がまだ健在だった頃その岩瀬港線からライトレールに変わった間際に、よく岩瀬まで釣りに行っていた事があってその当時よくライトレールにはお世話になった。
それ以来だから、ライトレールに乗るのは実に40年振りとかそのくらい。
ちょっと車両内も変わった気がする。
富山駅を出て約20分ぐらい?で下車駅の東岩瀬に到着。
先ずは地元ながらも立ち入った事がなかった展望棟。
立山連峰の全てが見渡せる。
が、やっぱり歴史ある岩瀬の街並みと富山港の風景がこの季節感と相まってほどよい寂びがあり、風情があってなんか良かった。
さて。
「沙石」という桝田酒造がやっている唎酒式の立ち飲み屋があるというので、次はそこへ向かう。
中はとても広く、「もく(杢)」や「せき(石)」などの骨董品が3桁万円で展示販売してあったり、満寿泉の歴史的写真やグッズ、立ち飲みの際につまむ肴なども置いてある。
唎酒のシステムは、15分/1000円でお猪口を借りて好きなお酒を時間まで呑めるパターンと、200円で木枡を購入して、木枡1杯300円〜500円までのお酒を、飲んだ回数だけ伝票に記入していくパターンとがある。
あとは確か2000円/30分ってコースもあったかな?
僕らはというと、木枡を購入して伝票に金額を記入していくパターンで唎酒を楽しんだ。
チョイスしたお酒はあまり他では飲めないお酒を主軸に選んで、特に満寿泉の貴醸酒(2種)は流石っ!と言わざるをえない素晴らしいお酒だった。
なんというか、スッキリした飲み口なのだが、それでいてもしっかりとした味わいがある。
食中酒にするにはホント勿体無いくらい。
値段的に少々高価だったが、個人的には次のお酒はこれしかない…と心の中で密かに決定。
次は富山でもおそらく1番であろう酒商の「田尻酒店」へ。
もちろんメインは満寿泉なんだけど、他にも普段ではお目に掛かる事ができないような希少なお酒が沢山あり、見ているだけで楽しい。
岩瀬トリップはすでにこの時点で大満足だったけど、時間もお昼になり昼食は、奥さんが希望していた「MUROYA」へ。
桝田酒造の酒蔵のすぐ隣りにある食事処というかカフェ。
本当は、もう一軒「KOBO BREWERE」というクラフトビールの醸造所兼カフェ…も寄る予定だったけど今回はパスした。
が、なんとランチに寄ったMUROYAにKOBO BREWEREのクラフトビールが4種テイスティング出来るセットがあった。
ラッキー。
で、そのクラフトビールのテイスティングセットと、僕はステーキ丼セット、奥さんはシーフードカレーをオーダーした。
ステーキ丼もカレーも当然間違いない味。
特にカレーはエビソースが別に付いてきて、そのソースをかけていただくとさらに美味しく変身。
少しの辛さに加え、海老の風味と味が100倍濃厚になる。
それよりも唎酒に加え、ビールの追い打ちで2人とも若干の酔っ払い。
まあ、楽しいお酒は良い事だよね。
街は狭いが、その中に詰め込まれた楽しさは広大。
同じく桝田酒造がやっている「つりや」では、宿泊も出来るという事なのでこの次は泊まりがけでたっぷりと酔っ払おうかな?