ひろさんの毎日。

アウトドアを遊びつくす。

お酒探しの旅。

以前奥さんと長野へ旅行へ行った際に泊まったホテルのディナーで出されたお酒がとんでもなく美味しくて、お酒とお酒に合う美味しい料理、美味しい料理とそれに合うお酒…の素晴らしさに感動して以来、その場面の再現を求めて、ここ最近ちょいちょいお酒探しの旅へ出向いてます。

 

先日のクリスマスにも、氷見の「サカナとサウナ」でイタリアンオードブルを頼んだ際、それに合うお酒を探しに、砺波にある若鶴酒造の「令和蔵」まで行ってみた。

 

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気になっていたワインティストな日本酒になるラインナップの「粹若鶴」〜純麗の薫り(白ワイン風)と「洸若鶴」〜深奥の趣(赤ワイン風)を見つけて、奥さんのテイスティングのもと吟味してみたが、イメージとはちょっと違ったらしくどうもイマイチなインプレが漏れる。

 

他にピンとくるお酒も無く、適当に良さげなワインで間に合わそうかと思っていたやさき、サカナとサウナまでオードブルを取りに行った時、マスターに氷見にある高澤酒造の「利右衛門」というお酒が氷見の魚に1番合う…といった激アツな情報をいただき、早速高澤酒造へ向かったが(タイミングよくサカナとサウナからほど近い)、その前にと寄った氷見番屋街のお酒販売コーナーで奇跡的に「利右衛門」をゲットでき、さっそく帰ってオードブルに合わせて見るに、これが料理とお酒、お酒と料理が見事にドハマり。

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このお酒の凄いところは、魚との相性がいいのはもちろんのこと、淡白な味の魚…あるいは淡白な味付けにしてある魚、濃厚な味付けがしてある魚…あるいは、脂がとてもノリノリな魚等、それぞれの肴に合わせて呑み味が追従していくトコロがなんとも驚きだった。

 

時には淡麗だったり、時にはグッとくる入り方だったり、物凄く果樹のようなアプローチだったり、もちろんワインティストの一面も見えたり、終始しっかり日本酒だったりと、超一級な「食中酒」なのだ。

 

リリース的にはこの冬の時期限定なので今のうちにストックしておかねば…と思う次第。

 

奥さんと共に気に入っている伴野酒造の「ボーミッシェル」と並ぶクオリティ。

 

もちろん、今回クリスマスオードブルをお願いしたサカナとサウナの料理も毎回絶賛したくなる完成度。

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https://www.sakanatosauna.com/

 

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(食べてしまったのでメニューのみ。すみません。)

 

 

 

魚のチョイスといい、彩映えも当然の事ながら、イタリアンならではのソースがこれまたとんでもなく美味しい。

 

特にここの料理の中でもスペシャル級にお気に入りなのは毎回旬な魚をピックアップした「カルパッチョ」。

 

テイクアウトした際には必ず2人前以上頼むほど。

 

今回はサワラのカルパッチョでこれがまた絶品。

白身とは思えないほどしっかりとした味わいに加え、嫌味なくノッている脂と奇跡のソースのバランスがヤバ過ぎる。

 

さらに追い討ちをかけるように利右衛門が交わってますます美味しさのブーストをかける。

 

刺身は、流石に魚王国の富山だけに新鮮で美味しいのはもちろんなのだが、魚王国だけに日常的に口にするとなると話は変わってくる。

 

ストレートで素直な料理なだけにやっぱり飽きも来る。

 

が、イタリアンというフィルターを通した際の生魚はソースのバリエーションとコンビネーションで毎回驚きと喜びを与えてくれる。

 

もちろん、センスの良いサカナ選びやサカナの締め方扱い方が全てを左右するが、そこにはお酒のポジションも大きいよねって話。

 

長野旅行でそこに大きく気づき、今回でそこを確証し、さらには食事を楽しむ喜びに至った。

 

お酒が飲めない人は(時は)、それはそれでまた別の楽しみ方があると思うが、食事から得られる栄養はビタミンやらなんやらと言った物理的なモノだけではなくて、むしろ「精神的な愉しみ」を得られる事の方が大きいのでは?…と思う今日この頃。

 

これからは「趣味は食事」…にしようかな?

 

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