ひろさんの毎日。

アウトドアを遊びつくす。

食の旅。その2 (能登島&高岡編)

…つづき

 

 

中島の道の駅を出て、高岡まで少しの間ドライブ。

 

この車内での奥さんとの会話の時間は結構好きだし重要。

 

お互いに聞いてもらいたい心の内々を、素直に話す事ができる二人なので、いつも本当の意味での素で居られる。

 

車はただの移動手段ではないのだ。うん。

 

 

そうこうしている間に高岡へ到着。

 

高岡は何かと苦手というか、食わず嫌いというかなので、全ての面において詳しくない。

 

おそらく良いトコたくさんあると思うんだけどね。

 

ことさら、高岡の街中なんぞ全く通った事もなく、奥さんのナビと感だけで「クラフタン」を目指したが、奇跡的にも1スルーのみで辿り着けた。

 

店の佇まいもやはり古きを残した雰囲気のある、僕が好きな空気感に包まれている。

 

すでに暗くなった街に灯る柔らかいオレンジの街灯と肌寒さがちょうど良い。

 

店へは、ちょっと賑やかそうな店員さんに案内してもらい入店。

 

早速、お洒落なマスターがお料理を用意している。

 

「クラフタン」は昆布締め専門店。

 

昆布締めは県民食…と言っても過言では無いくらい富山には馴染み深いもの。

 

さらに富山と言えば魚処であり、そして富山の板前さんは魚の扱いが上手い。

 

魚は新鮮だから美味い…のではない。

 

なぜなら、例えば3日、もっと言うなら10日寝かしてようやく旨味が出る魚もいるからね。

 

魚の旨さはすなわち魚の扱い方が上手いからなのだ。

 

富山にはその技術を持っている職人さんが全国的に見てもトップクラス。

 

だから富山の魚は美味しいという事。

 

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さて。

 

メニューの中には美味しそうなものが数多くあったけど、とにかくこの店の何たるかが1番わかる「昆布締めの盛り合わせ定食」にした。

 

奥さんも同メニューに。

 

残念ながら今回はお酒は無し。

 

 

刺身の昆布締めは、まあ目新しくもないが、鶏と牛肉、さらに野菜の昆布締めは初めて口にする。

 

刺身の昆布締めは当然間違いない味。

 

鶏肉と牛肉も、昆布締めにするとはなかなかのアイデア

 

今後、色々発展的な料理になるんじゃないかと思う。

 

今回は醤油と昆布水でいただいたが、個人的には「塩」もありかな?って感じ。

 

野菜の昆布締めは昆布とお酒で締めてあるらしい。

 

そしてそれらはアルコールを飛ばしてあるお酒につけていただく。

 

内容は、茄子、南瓜、えのき、ズッキーニ、なめこ、豆腐。

 

野菜類はやはりタンパクな味だけど、どっちかと言えばやはりお酒と醤油でいただくよりもやっぱり塩がいいかな?

 

醤油だと強すぎなので、ほんの少しの塩だけでいい。

 

あと、豆腐ね。

 

この豆腐めちゃくちゃコクがあって美味しかった。

何処の豆腐か聞くべきだった…。

 

昆布締めにするとこんな感じにコクが出るんだろうか? 

 

量も味も見た目も雰囲気も全て絶妙なバランス。

 

ご馳走様でした。

 

やっぱ次はお酒とね。

 

 

このクラフタン、山町ヴァレーという古民家を利用した集合施設になっていて、このクラフタンの他にもカフェやランニングショップなど色々なお店が入っている。

 

僕らが来店した時間ではすでに他のお店はクローズしていたが、また奥さんとランチでも食べに来よう。

 

ここらの街並みも良い雰囲気で、明るい時間にゆっくりと歩いてみたいよね。

 

お疲れ様でした。